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電撃文庫『ミミズクと夜の王』

今年の電撃新人さん作品。大賞受賞作でござい。
あんまり新人さんの作品は興味なかったのですが、
巷での高評価につられて買ってきました。

決め手は「絵本っぽい」「泣ける」と、この辺りですか。

そんな感じで早く読みたくて仕方なかったので、
気付いたのは読み終わった後なんですけど、これ、「イラストなしラノベ」ですね。

表紙は聖剣伝説でお馴染みの某磯野氏が、折り込みのほうまで描いてる様な、
滅茶苦茶な豪華仕様ですが、文と一緒になってる様なのは一枚もなし。
背表紙見ないと電撃だとは思えないくらいには、
脱ラノベに成功してるんじゃないでしょうか。

内容は伝え聞いていた通り、ファンタジーではありますが、
解説にあるように、「お伽噺」ってのが一番しっくりくる。
あー、児童文学、かな。青い鳥文庫みたいな。

魔物と夜の森、夜の王と少女、人の国と魔王。
こんな単語で綴られる真っ直ぐ王道なお話です。

まさに、期待通り。
好評につられて良かった。
王道だから、先の展開なんて見え見えですが、
それでも面白かったです。

夜の森でのミミズクも、人の国でのミミズクも、思わず唸らざるを得ない。

結局、答えなんて出なかったけれど、凄かった。
何とか泣かなかったのは、救いのない話じゃなかったからですよ。

結末次第では危なかった…。
最期の盛り上げっぷりは特に良かった。

来年とか、また忘れた頃に読み返してみたい本だなぁ。

次回作は期待が持てる。
各所で上がっている噂、ハードカバー路線候補か、という話は、
話の濃さ的に、微妙、といって置きましょうか。

でもなー、有川さんだって「塩の街」は微妙だったしなー。
自分の審美眼には期待が持てない…。

それでは、また。

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