« 富士見ファンタジア文庫『クジラのソラ 2』 | トップページ | 角川書店『クジラの彼』 »

メディアワークス『図書館危機』

電撃ハードカバー作戦において、「大成功」の域に達したであろう、
有川浩姉さんの図書館シリーズ第3巻。

2007年本屋大賞ノミネートとか、これマジなんですか…。
姉さんは本出す度にどんどん大事になって行くな…。
惚れ甲斐があるわぁ。

という訳で、『内乱』の続き。

どうなったかって言うと、あれですアレアレ、ベタ甘ですよ。

姉さんの傾向で言うところの、戦闘->ベタ甘期が到来。
ベタ甘で自失している郁の、なんと痒いことか。
電撃hpで掲載された昇進試験の話にも被せてあって、
前半はいろいろ悶える事必至。
何て言うか、まぁ、泣くのは反則です。
密かに毬江ちゃんと小牧さんが良い。
ブチ切れモードの小牧さんが実に良い。
あと「上書き」とか、もうね、こう言わざるを得ないね。
「えっちなのはいけないとおもいます!」




い い ぞ 、 も っ と や れ !

で、後半がお得意の大規模戦闘な話なんですが、
有川節というか、いや…さすがですわ。
「戦略」な話でない所が、かなり…きました。
渋いおっちゃんと、男勝りな女性陣と、かっこいいわぁ…。
復活の言葉に感動した。
しかし泣くのズルイよ、やっぱり…。
さり気なくプロポーズしてますが、特にどうと言う事も無いんだろうな。
さすがオトナだ。

有川さんの作品はこのオトナの「らしさ」がものすごく好き。
稲嶺さんとか玄田隊長みたいな老獪なオトナとか、
某館長とか某団体指導者みたいな駄目なオトナとかもだけど、
まさに郁とか手塚とか堂上教官みたいなモラトリアムなオトナが、
実にツボ。

ラノベの主人公高校生なんかは、あっさり悟っていたりする諸々を、
悩んで悩んで、泣いて困って、頑張って、っていうそういうのが。
これがオトナだよなー、なんて思うわけです。

某キョン君とか、某いーちゃんとか、悟りすぎ。
それはそれで面白いんですが。

あとは図書館節と言うか、その辺りの題材がツボ過ぎる。
今巻で言えば、本屋での痴漢とか、差別用語とか。
司書とか本屋店員とかを勤めた人、勤めたい人なら分かってくれるはず。

あと1巻で終わりかぁ。
ペースから言って、9月辺りかしら。
さすがに闘争自体にケリはつかないだろうから、
諸々の人間関係を締めて終わりかな。
期待に胸膨らませて、待つ。

それでは、また。


関連

図書館内乱

図書館戦争

|

« 富士見ファンタジア文庫『クジラのソラ 2』 | トップページ | 角川書店『クジラの彼』 »

00_電撃文庫・MW文庫」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222518/17095530

この記事へのトラックバック一覧です: メディアワークス『図書館危機』:

« 富士見ファンタジア文庫『クジラのソラ 2』 | トップページ | 角川書店『クジラの彼』 »