富士見ミステリー文庫『ネコのおと』
この本は、富士ミスの少なくとも現時点での集大成。
そして、明らかに禁書。
世に出していいギリギリのラインを辛うじて…超えてるんじゃないかなっ!?
去年の10月からスタートした企画本で、詳しい経緯は本HP参照のこと。
新井輝・築地俊彦・水城正太郎・師走トオル ・田代裕彦・吉田茄矢・あざの耕平
この7人の作家さん達によるリレー小説。
電撃の『ドクロちゃんです』に似た感じ、
ですが似て非なるものでもあります。
基本的には各作家の各作品の各キャラクターでいろいろする、
っていうルールみたいです。
だから新井輝さんだったら、『ROOM』の健一が出てきて、
学校へ行って、綾さんが出てきて…だし、
築地さんだと『まぶらほ』の凜ちゃんが出てきて、
学校へ行って、ネコミミが…といった具合なのです。
が。
が。
が。
そんなまともな文章(全然まともでないですが)は、
ただただ凜ちゃんに、ネコミミを生やさんが為だけの文章ですよ。
…多分ですけど。
この後のはじけっぷりと言うか、展開の転がりようは…
もう、すげぇ、としか…!
腹抱えて、笑った笑った…。
読者サービスなのか、内輪ネタなのか、苦し紛れなのか、
なんでもいいですけど、こういうのは好きです。大好きです。
感想としては、もうそれしか。
あとは注意ですかね。
この本は、富士ミス集大成なので、
ある程度富士ミスに通じている必要があるかと。
各作家全作品読破、とまではいかずとも、
あらすじくらいは知っていた方が面白いはず。
新井さんの『ROOM』と、築地さんの『まぶらほ』と、
あざのさんの『BBB』は少なくとも1冊2冊は読破しておいた方が。
後は作家さんのHP見たり、作品のあとがき読んだり、
編集部HPのコラム読んだりして、勢力関係を把握できればベスト。
あー、またやってくれないかなぁ…。
この本が普段の7倍くらい売れてくれないと、厳しいのかもだけど、
それでも、やってくれないかなぁ…。
とりあえず、作家陣のお歴々にはお疲れ様、
富士ミス編集長殿にはありがとう、と言いたいです。
それでは、また。
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