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電撃文庫『断章のグリム 3』

メルヘンと言ったら、この話。
という、恐怖の伝説を今ここに体現している小説。

夏に読みたい電撃文庫で、上位にランクイン間違いなしですよ。

そんな幻想新奇譚、意外にもまだ3冊目。
童話的には人魚姫のお話。

恋する人魚姫は、結ばれず泡になってしまった…はい、アウト。

今までよりは、幾らか分かり易い怪異です。
が、そんな甘く見てると最後にドン引きじゃないかなぁ、と。
自分の想像する最悪の悪夢を軽々ぶっちぎって行くのが甲田先生ですから…。

そして人物的には骨董屋のマスター、神狩屋さんのお話。
今までの立場的には「前提情報提供者」というか「冒頭解説者」というか、
ちょっと物語の本筋には絡まなさそうな位置だっただけに、結構、意外な展開。

そんなこんなで、どっちかって言うと過去回想なお話が主。
と言っても、どうせ過去回想から伏線張られてて、
それはそれは絶望的な話にはなるんでしょうが。

そんな訳で、甲田さんの文章は、
「主人公以外の視点にシフトするとろくなことにならない」
ようやくこの言葉を意識できました。
よく考えたら『Missing』の半分くらいで気付けって話ですが。

さて、この話は上巻であり、
最後、なんだかとても悲惨な引き際だったのですけど、次はいつかしら…。

それでは、また。


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