« 角川スニーカー文庫『円環少女 4』 | トップページ | 電撃文庫『タザリア王国物語 2』 »

電撃文庫『タザリア王国物語 1』

第9回の電撃小説賞で受賞にはいたらずとも、
応募作でデビューしているスズキヒサシ氏の新シリーズ。

中世ぐらいが舞台のファンタジー王国記シリーズ。
とにかく「リネア様」の評判に惹かれて読んでみようかと。

すなわち、「恋するリネア様はせつなくてジグリットを想うとすぐ…」
このテンプレ、すごく…わくわくしますよね。

それはさておき、内容なんですが、
とある異世界の大陸の1国家、そこの孤児である主人公が、
国の皇太子様と瓜二つの顔だ、というところから始まるお話。
で、主人公は襤褸だけど真面目、皇太子様は煌びやかだけど駄目っ子、と。

大体先の話は見えてるかなぁ、という所ですが、
設定厨の私としては、いきなり巻頭に大陸図なんかが描かれちゃう所で、
結構、気に入り指数がうなぎ上りなもんでして。

国から歴史から単位から暦から、全部、出てきます。
それも、かなりの高レベルで。
…これはツボに来たですよ。

王国モノの割りに結構、登場人物が絞れているので、
諸々把握しやすいですし。

1巻は主人公の聡いところが目立ちまくりで、
どうにも暗部が少ない感じですが、その辺りはこれからなんでしょう。

で、リネア様ですが、
ホントに、こいつは…すげぇぜ…。
上の「暗部が少ない」ってのはリネア様を除いてって事です。

この皇女様の歪みっぷりは大したもんだ…。
ここまで歪んでおいて、でも外交をそつなくこなす有能っぷりやら、
「ジグリットを想うとすぐ…」っぷりはどうにもこうにも…。
スズキヒサシ氏はこの娘をどうしたいのか、それだけが全然分からない…。
絶対に、幸せにはならないんだろうに…。

ああ、恋する話で言うと、
少女神様アンブロシアーナと、貧民窟のあの娘ナターシが気になる。
リネア様が絡みで出てきそうな気もするのだけど、
ここまででもおかしくない締め方だったし。

というかリネア様が絡むとなると、
どうにも鬱方向の出演になってしまうのでは、とむしろ危惧すべきか。
うーん、怖い…。

とりあえず続きが楽しみなシリーズが増えましたのです。

それでは、また。

|

« 角川スニーカー文庫『円環少女 4』 | トップページ | 電撃文庫『タザリア王国物語 2』 »

00_電撃文庫・MW文庫」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222518/17822875

この記事へのトラックバック一覧です: 電撃文庫『タザリア王国物語 1』:

« 角川スニーカー文庫『円環少女 4』 | トップページ | 電撃文庫『タザリア王国物語 2』 »