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GA文庫『ジョン平とぼくと 1』

新興ラノベレーベルである故、どういう経緯なのかは知らないのですが、
とりあえず9月期のGA新顔さん。
大西科学さん、著者名でありサイト名でありって事だそうで、
本人は理学博士なんだとか。

ハートウォーミング・ファンタジーという煽りと、
犬やら猫やらに魅かれて読んでみた次第。

現代ファンタジーで学園モノ。
骨がミステリで、青春モノという肉付けがされている感じ。

Web公開の短編を読んでみて、
のんびりした雰囲気と、いい感じの魔法が気に入ったわけです。

読んでみて…まぁ、ほんわか出来たですけど、
すごい所でオチたなぁ、と言うかなんと言うか。

事件の合間に人間関係がさり気なく "無く" 入っていて、
随分と脈絡無く主人公が悲惨…っていう、心温まる……あれ?

という訳で、すごくハートウォーミング。
犬とか、猫とか、カラスとか、ヘビとか、ハツカネズミとか、
カナリアとか、ひばりとか、フクロウとか、パンダとかが。

使い魔として動物のパートナーが、各人いるわけです。
使い魔なので喋るし、寿命も人並み。
この設定は、非常に、非常に心温まる。
いいないいな、猫いいな、犬いいな、猫いいな、カラスいいな、
ヘビいいな、猫いいな、ですよ。

魔法理論もやや濃く、いい感じ。
原子活動の余剰エネルギーとして、陽素という魔法素があり、
その魔法素が人間の脳による未解明の理屈で以って、
期待する現象を引き起こす…みたいな。

なんか天気予言とか、すごくかっこいいなぁ、と。

あと、人は無意識的にも魔法を行使しており、
「どこにでもいる、普通の人々が、普通に生活し、
世界がこうなれば、と祈る、まさにその方向に世界は進んでいく」
これがいい。

悪く考えると煽り万歳のかなり危険な設定ですが、
皆で幸せになりたいと思えば幸せになれる、ってのがいい。

そういう世界観が良いんですけど…
話にはあんまり関わらないんだなぁ、これが。
Web短編の方は結構、魔法魔法した話だったんだけど…。

この話はこの話で完結してるんですが、
続きが出ないとも限らない終わり方。
ってか、ミステリの体をしてるからいくらでも、ですよ。

もし続くんだったら、寧先生の再登場を切に願うのであります。
退場早すぎですよ…。

それでは、また。

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